美容皮膚科

薄毛でお悩みの方へ 腎内科クリニック世田谷のAGA治療 2025.04.30

AGAは男性の病気と思われるかもしれませんが、女性の体内のホルモンバランスの乱れによって引き起こされる薄毛の症状・女性型脱毛症（FAGA）という病気もあります。女性でも「髪を乾かすたびに排水溝にたまる抜け毛の量が増えてきた」「以前はできていたヘアアレンジが決まらなくなった」といった経験はありませんか？ 女性型脱毛症（FAGA）は、男性とは異なる形で進行し、誰にも相談できずに深く悩んでしまう方も少なくありません。

本院では、内科の専門知識を活かし、男性型脱毛症（AGA）はもちろんのこと、女性型脱毛症（FAGA）でお悩みの方にも、内科的な側面からもサポートできる治療をご提供しています。誰にも相談できずに悩んでいる方も、決して諦めずに、本院と一緒に薄毛の悩みを改善していきましょう。

AGAとは？

AGAは、Androgenetic Alopecia（アンドロゲネティックアロペシア）の略で、男性に多く見られる進行性の脱毛症です。思春期以降に始まり、徐々に進行していくのが特徴で、前頭部や頭頂部の髪が細く、短くなり、最終的には頭皮が目立つようになります。

一方、女性の薄毛は、男性とは異なるパターンを示すことが多く、「女性型脱毛症（FAGA）」と呼ばれています。FAGAの場合、頭頂部を中心に、髪全体のボリュームが徐々に失われていくのが特徴で、男性のように明確な生え際の後退は見られないことが多いです。しかし、進行すると地肌が目立つようになり、深刻な悩みにつながります。

AGAもFAGAも、決して珍しいものではありません。日本人男性の成人のおよそ3人に1人、女性も加齢とともに多くの方が薄毛の悩みを抱えると言われています。

AGA・FAGAの原因

AGAやFAGAによる薄毛の明確な原因は、実は未だに特定されていません。ですが、男性ホルモンが主な要因になっていることが有力視されています。主な原因とされているのが「DHT（ジヒドロテストステロン）」と呼ばれる男性ホルモンです。日々体内で生成されているテストステロンが、特定の酵素「5αリダクターゼ」の働きによって、DHT（ジヒドロテストステロン）に変換されます。このDHTが主な原因となり、日常のストレスや食生活など複数の要因が重なりAGA・FAGAを発症します。

男性型脱毛症（AGA）の場合

DHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合することで、毛髪の成長サイクルが短縮化されます。これにより、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまい、細く短い毛ばかりになり、最終的には毛包がミニチュア化して毛が生えなくなると考えられています。遺伝的な要因も深く関わっており、DHTの感受性や5αリダクターゼの活性が高い体質は、AGAを発症しやすいとされています。生活習慣やストレスも、AGAの進行に影響を与える可能性があります。

女性型脱毛症（FAGA）の場合

女性も男性に比べて少量ですがテストステロンを分泌しています。加齢やホルモンバランスの変化などによって、相対的にDHTの影響を受けやすくなることがあります。また、女性の場合は、遺伝的な要因に加えて、ホルモンバランスの乱れ（更年期、出産後など）、過度なダイエット、ストレス、生活習慣、誤ったヘアケアなどもFAGAの原因や進行に関与すると考えられています。男性ホルモンだけでなく、女性ホルモンであるエストロゲンの低下も、FAGAの発症に関わっていると言われています。

このように、AGAとFAGAは、男性ホルモンであるDHTが深く関わっている点は共通していますが、女性の場合は、より複雑な要因が絡み合っていることが多いのが特徴です。

本院のAGA治療について

本院では、薄毛にお悩みの患者様に対して、内科的な視点も踏まえた上で、安心して継続いただけるAGA治療をご提供しています。内科クリニックとして、患者様の全身状態を考慮しながら、それぞれのライフスタイルやご希望に合わせた治療プランをご提案いたします。

AGA（男性型脱毛症）やFAGA（女性型脱毛症）は、進行性の疾患であり、早期の適切な治療が重要です。本院では、科学的根拠に基づいた治療法として、内服薬であるデュタステリドと、内側からのヘアケアをサポートするサプリメントビビスカルを取り扱っております。

初診時には、患者様の頭皮の状態や抜け毛の状況、既往歴などを詳しくお伺いし、それぞれの薬剤の特徴や期待できる効果、起こりうる副作用について丁寧に説明いたします。治療開始後も、定期的な経過観察を行い、効果の確認や副作用の早期発見に努め、患者様一人ひとりに寄り添ったサポートを心がけております。

薄毛の悩みは、誰にでも起こりうる自然な現象ですが、適切な治療を行うことで改善が期待できます。本院では、患者様が自信を取り戻し、快適な生活を送れるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。

デュタステリド（AGA内服薬）

デュタステリドは、AGA（男性型脱毛症）の進行を抑制する内服薬です。男性ホルモンであるテストステロンを、脱毛の原因となるDHT（ジヒドロテストステロン）に変換する酵素である5αリダクターゼの働きを阻害する効果があります。脱毛部分に、太く長い毛の本数が増えるといった発毛効果が期待できます。服用をはじめてから早くて3ヶ月、通常6ヶ月で効果があらわれます。

服用方法：
通常、成人男性には1日1回1カプセルを経口投与します。食事の影響を受けにくいため、食前・食後いずれの服用も可能です。

副作用：
主な副作用として、性機能に関する症状（性欲減退、勃起不全、射精障害など）や、肝機能障害、女性化乳房などが報告されています。これらの副作用が現れた場合は、速やかに医師にご相談ください。

服用にあたっての注意点:

• 女性および子どもは服用できません。
• 前立腺がんの検査であるPSA（前立腺特異抗原）値を低下させる可能性があるため、検査を受ける際は必ず医師に服用中であることをお伝えください。
• 服用期間中は献血を避けてください。最終服用後6ヶ月間は献血ができません。
• 肝機能に障害のある方は、医師に相談してください。

本院では、患者様の状態を十分に評価し、デュタステリドの適切な使用方法や副作用について丁寧に説明いたします。

ビビスカル( AGA女性用サプリメント)　

ビビスカルは、髪の成長に必要な栄養素を内側から補給し、健康な髪の維持をサポートするサプリメントです。主成分として、臨床的に効果が示されている海洋性たんぱく質複合体AminoMar®を含んでいます。AminoMar®は、髪の主成分であるケラチンの生成をサポートし、毛包に栄養を与えることで、強く、太く、抜けにくい髪の成長を促進すると考えられています。その他、ビタミンCや亜鉛なども配合されており、頭皮の健康維持にも役立ちます。臨床試験において、ビビスカルの継続的な摂取により、抜け毛の減少、髪のボリューム増加、髪質の改善などが報告されています。男女問わずご使用いただけます。

服用方法:：
通常、成人は1日2回、1回1錠を目安に水またはぬるま湯で服用してください。最低でも6ヶ月間服用してください。

副作用：
世界中で実施された臨床試験において、副作用は報告されませんでした。魚介類アレルギーをお持ちの方は、成分に魚由来のものが含まれているため、服用を避けてください。

服用にあたっての注意点：

• 妊娠中・授乳中の方、または他に薬を服用されている方は、事前に医師または薬剤師にご相談ください。
• 推奨される用法・用量を守って服用してください。

ビビスカルは日々のヘアケアを内側からサポートし、健康な髪の土台作りを助ける役割が期待できます。デュタステリドとの併用も可能です。

本院のAGA治療の流れ

①初回は問診票記入、採血実施

②1～2週間後採血結果が出たら来院

③内服薬処方

④定期的に再診、採血フォロー

再診は3か月に1回行います。次回再診時までに飲む分のお薬は初回以降医師診察なしで購入可です。また、6か月に1回定期的な採血フォローを行っています。他院での採血データの持ち込みでもかまいません。効果の判定は患者様からの主観的な感想、写真撮影して客観的評価を行います。

腎内科クリニック世田谷では、AGA治療においても、内科的な側面からのサポートを大切にしています。薄毛でお悩みの方に、親身なカウンセリングと適切な治療をご提供いたします。

このコラムは2025年4月30日現在の内容です。詳細はお問い合わせください。

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