免疫療法とは?
免疫細胞療法とは、人間の体内に本来備わっている免疫細胞の力を利用し、がん細胞やウイルス感染細胞といった異物を攻撃する治療法です。
私たちの体には、常に異物(がん細胞やウイルスなど)を排除しようとする免疫システムが備わっています。その中心的な役割を担うのが、血液中の白血球に含まれるリンパ球などの「免疫細胞」です。免疫療法では、この免疫細胞を体外に取り出し、活性化・増殖させて体内に戻すことで、免疫の力を高め、がんなどの疾患への攻撃力を強化します。
6種複合免疫療法とは?
人体には元々、がん細胞を排除するための仕組みが備わっています。健康な人でも、毎日2,000〜3,000個のがん細胞が発生すると言われていますが、これらのがん細胞は免疫細胞の働きによって、全て破壊されています。しかし、まれに免疫細胞の攻撃から逃れる作用を持ったがん細胞が生まれる事があり、このようながん細胞は攻撃を受けずに成長を続け、やがて「がん」と診断される状態になります。
6種複合免疫療法は、患者様の血液から抽出した6種類の免疫細胞を増殖・活性化させ、がんを積極的に攻撃するように指示を与えた後、再び体内に戻す療法です。
体内の免疫の状態を改善する事でがんと戦いやすい環境を整え、がんの発生や増殖を抑制し、がんを縮小または消失させることを目指します。
患者様ご自身の免疫細胞のみを利用し、強い薬剤などは一切含まれないため、副作用はほとんどありません。そのため体力の少ない方をはじめ、末期がんや転移がんの方でも治療可能、抗がん剤など他のがん治療との併用も可能です。
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6種類の免疫細胞の説明
- 樹状細胞:がんの情報を他の免疫細胞に伝え、攻撃の指令を出します。
- NK細胞:がんを発見次第、即座に攻撃します。
- キラーT細胞:樹状細胞からの指令を受けて、がんを攻撃します。
- NKT細胞:他の免疫細胞を活性化させます。
- ガンマデルタT細胞:他の免疫細胞が見逃したがん細胞を攻撃します。
- ヘルパーT細胞:他の免疫細胞をサポートします。
これら6種類の免疫細胞が連携してがんを攻撃するため、より高い治療効果が期待できます。また、治療は採血と点滴のみで行うため、入院の必要もありません。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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治療対象となるがん種
免疫細胞はどのようながん細胞に対しても攻撃を行うため、一部の血液がんを除いた多くのがん種に対応しています。
標準治療が難しい膵臓がんや肺がんの他、消化器、呼吸器、泌尿器、婦人系の多くのがん種を治療可能です。
ただし血液から免疫細胞を作る治療であるため、血液内にがん細胞が多く含まれる血液がんに対しては、治療できない場合があります。 -
治療対象の有効率
6種複合免疫療法を1クール(6回)治療を受けた方で、がんの進行が抑制できた方の割合は79%でした。
(調査人数:380名 調査期間:2020年06月~2024年07月)
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6種複合免疫療法の論文
2023年に発表された論文で、1種類の免疫細胞より、6種類の免疫細胞の方がより多くがん細胞を攻撃した研究成果が掲載されました。
詳しくは、下記のリンクをご参照ください。
https://dici.co.jp/news/123/
6種複合免疫療法による治療スケジュール
6種複合免疫療法は、採血・点滴による治療となります。副作用も少ないため通院による治療が可能で、心身の負担が少ないのが特長です。スケジュールは採血後3週間ほどかけて免疫細胞を培養し、点滴で体内へ投与。同時に、次回のための採血を行います。6回投与で1クールとなります。なお詳しい治療スケジュールは医師にご相談ください。
